ある日突然、ヤゴを持ち帰ったボーイ2(小3)。
とりあえずヤゴがくらせる準備をして、エサにする生きたアカムシも買ってきた話↓
順調に大きくなるヤゴ。2種類のヤゴが居て、太い方がシオカラトンボ、細い方がギンヤンマっぽい。
そしてついにトンボになって飛び立っていきました!
じゃくにくきょうしょく
↑水槽の中の生き物はこんな感じ。あとミナミヌマエビ(1~2センチ)も3〜4匹いれました。
ヤゴハンドブックで照らし合わせると太い方がシオカラトンボのヤゴに似ている。
細い方は大きくなるにつれヤンマ系とそっくりに…。
ギンヤンマなのかな?といった感じです。
「共食いする」
ヤゴの飼育本を読むと「共食いする」と書いてありました。とはいえヤゴ一匹づつの容器もないし、なんかダイジョブかな〜と思っていました。オタマジャクシも食べられる気配がないし。なにせ仲良く同じ日に脱皮してましたし…。
が、ある日です。みつけてしまいました。
こんなものを…。
そうです。太い方のヤゴの、おしりだけが残った姿を…。食べ残し…ってやつです。
こ…これは…たぶんシオカラトンボのヤゴ…の変わり果てた姿…
おしりだけ残すところが…いやらしいね…。
犯人はコイツ…
ヤンマ系が脱皮して大きくなるにつれ、肉食の顔といいますか、怖い顔と目になっていきました。
わかったこと…動くものぜんぶ食べる。
どんどんでかくなるヤゴ。背中に小さく羽もみえます。
そして気がつきました。
オタマジャクシがいない…。そういえばいない…。1週間前は居たのに…。
あれ?↑これくらい生き物がいたのに…。
いつのまにか
怖い顔のヤゴ大 (たぶんギンヤンマ)
怖い顔のヤゴ中(たぶんギンヤンマ)
だけになっている!すべて…「食べている」ということでしょう…。
アカムシだけでは足りないのでしょうか。
このままヤゴ大だけが残るのかな…。
なにせこのでかさ。5センチくらいはある。
もう、いつトンボなってもおかしくない大きさ↓
下アゴミサイル
ヤゴがアカムシを食べるところを何度も観察しておりました。
すると気が付きました。
どへぇええ!なんか下アゴがミサイルみたいに飛び出してる!
ものすごい速さでアカムシを捕まえるのでいままで気が付きませんでしたが、顎(アゴ)が、びょ~んって伸びてます!
羽化
おっかない目、ちっちゃい羽、でかくなった体、ミサイルアゴ。
そろそろ羽化が近いのでは?と感じていたので、夜はヤゴ容器を室内に取り込んでいました。
が、梅雨入りして雨だったためまあいっかとお外に置いたままにしました。
で、翌日ヤゴを探すと中ヤゴが動き回ってるのですが大きい方がいない。
おっかしいなあ。どっか隠れちゃってんのかなあと思いきや、いたッ!
というかすでにいない! 抜け殻だけがある!
羽化していた!
ほ〜!なんか、すげー!結局どんなトンボか確認できなかったけど、なんか凄い!
ヤゴが!トンボになっってたぞ!
えぇ?昨日(室内に)いれてなかったの〜?でたよ父ちゃん~!
もう!!トンボみたかったのに〜!
まあいいから見ろって!抜け殻だけでも!
ダダダダッ!(みんな外へ)
お〜!!!!すげぇええ!
確かに!なんか凄い!!立派な抜け殻だねッ!はじめてみた~
ね!すごいっしょ!
家族でしばし感動を味わうのでした。
羽化した抜け殻を観察
5.5センチくらい。
ウラ。下あごがめっちゃ長くて大きいのがわかります。アゴミサイルをここにたたんで収納していたのですね。
ヤゴの飼育はエサが大変だけど感動する。
ちっちゃいヤゴの状態から何度も脱皮をくりかえし、ついにトンボになって飛び立って行きました!
飼育してみた感想は、めっちゃ肉食ということ。
生きたアカムシをエサにしていたのですが、動くものみな食らいつく獰猛さでいっぱい食べます。オタマジャクシは正直エサになってもいいと思って数匹一緒にしてましたが全部きれいさっぱりいなくなりましたし、シオカラトンボ(と思われる)のヤゴも全滅しました。
肉食の生き物を飼うと当然ですが他の生き物を食べます。わかっているけど共食いを目の当たりにすると喰われた方に申し訳ない気がしてしまいます。
が、飛び立った後の抜け殻をみると何故かちょっと感動しました。
お子さんがヤゴを持って帰ってきたら是非一緒に育ててみましょう!
ちなみに隣のオタマジャクシ水槽は…
きゃわわいいいい!
ヤゴ水槽の隣には一緒にとってきた10匹くらいのオタマジャクシ水槽。ヤゴより先にカエルになりました。1センチくらいでかわいい!
産まれた池に帰っていきました。