天空の城ラピュタのロボット兵のプラモデルを作ってみました!生きたコケをのせて!
毎年新しいアニメや映画、ゲームに音楽、素敵な作品が世に生み出されています。何と言いますか、僕の中では初恋に近いような場所を刺激してきます。懐かしいような、うれしいような、なんか良くわかんないけど素敵な思い出…みたいな。
そんなわけでプラモデルのロボット兵について書いてみまっす!
まずは「天空の城ラピュタ」のおさらい
空に浮かぶ伝説の島、ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つ、見習い機械工のパズー。彼はある日、空から落ちてきた少女シータと出会う。彼女は胸に青く光る石のペンダントを身につけていた。実は、彼女はラピュタの王位継承者であり、そのペンダントこそが空に浮かぶ力を持つ“飛行石”だったのだ。ところが、二人はラピュタを捜索している国防軍に捕まってしまい、シータを残してパズーだけが釈放されることに。彼は、同じく飛行石を手に入れようとしていた空中海賊ドーラ一味の協力を得て、シータを国防軍の手から救い出す。そして、とうとう伝説の島ラピュタと遭遇することになるが……。
amazon商品紹介より
絵を見るとあの音楽が、そして音楽から感情が溢れてきちゃいますね!
古代ラピュタのロボット兵
全長:3.5m
重さ:不明
材質:人間の科学力では金属なのか粘土なのかすらわからない(ムスカ談)
古代ラピュタ帝国の作った兵器で飛行石に反応して起動。目から超強力なビームをぶっ放す。これ1体でムスカの要塞は崩壊。作中では2種類登場。
ロボット兵は「こわい方」と「やさしい方」の2種類
ロボット兵は2バージョンあります。設定では介護バージョンもあるようですが、今回はファインモールドのプラモの紹介っていうことで2種類!
1おっかない方 ロボット兵 戦闘バージョン
トゲトゲしててこわい!
「兵器」としてのロボット兵です。作中でもビームを出したり、手を広げて飛んだりする方のやつです。
目玉の大きい方から強力なビーム、小さい方は弱いビーム。
ガンダムをはじめとするロボットアニメを見て育ってきたものですから、そのシンプルさ、かつ生物っぽい動き、いきなりの目からビームなど、子どもだった僕はわりと衝撃を受け…ガンダムもいいけどこれもかっこ良い!と思ったのを覚えています。
動きとその破壊力は鬼神のようで怖いですが、お姫様シータを守ってくれるので良かったです。
手のトゲトゲがついた戦闘バージョン。パズーが付いて来るよ!持ってないけど。
2 お花持ってコケまみれな方 ロボット兵 園丁Ver.
戦闘タイプが目の部分からビーム出してましたが、こちらは目と目の間の部分がやさしく点滅して知能めいたものを感じさせます。
ラピュタの庭でお墓にお花をあげていましたね。キツネリスをのっけたりなんかして。
戦闘タイプと同じデザインからの落差にこれまた少年の日のワタクシ、感動したわけでございます。
ふぁ〜こっちはやさしいロボットだねぇ〜
ということで、うちで作ったのはこちら!園丁バージョン。
うちのベランダに居ります。いつだったかの誕生日に買ってもらいました。定価は4000円くらい、実売価格は2700円くらい。ガンプラと比べると高く感じます。
つくってみた。
がが~ん。いきなり完成!
作ったの数年前なので…。途中の写真とかがありません。
ただ、基本的に接着剤のいらない 「スナップフィット 」 という組み立て方式です。
パチッ!パチ!とはめていけば完成します。ちょっと固めの部分があったような気がしますが、簡単です。
ただしニッパーは必須です!
不思議なもので作ってるときはあの曲が頭の中をぐるぐるぐる…
あの ち~へいせ~ん♪
さいこうだッ!さいこうだぜッ!
ジブリ関係のサントラが「 amazon music unlimited 」で聴けるようになってる!
色塗り
塗装は5000円くらいの安物エアブラシを使いましたが、筆でも問題ないと思います。
塗料の色はシルバーとか赤とか黒とか混ぜていい感じじゃん!と思っていましたが気がつきました。
あれこれカッパー(赤銅色)とかいう色じゃね?
そして買いました。
目玉はパーツ変更
目玉周りはゴーグル部分にシルバーを塗ってからガリガリと傷をつけました。
目ん玉は反射パーツに変更してます。ほとんど覚えていませんが、こちらはちょうどサイズが合ったような気がします…。
このページを真似しました。素敵ですね。
http://nebuchadnezzar205.blog.fc2.com/blog-entry-52.html
ロボット兵のボディは内部構造がちゃんとある。
ボディは内部フレームを組み、それを覆う様に外装部を組み立てる方式になっています。これのおかげで、コケを植え込む部分が確保できました。
真似してくれる方いらっしゃらないかと思いますが、一応改造の順序などを書いてみます。
- ナイフをガスバーナーで加熱。
※軍手必須です!刃が伸びるカッターがおすすめです。ぼくの場合、デザインナイフ(刃渡りが1センチくらい)だったので、加熱したら付け根のプラスチックの部分が溶けちゃいました…とほほ。 - ボディを組む前に外装部を切ります。
カッターの刃が熱いうちなら、すぅ~っと溶かしつつきれいに切ることができます。
※くれぐれもヤケドに注意してください!あとに臭いもでますので、換気も必要です。 - これだけ!
うまいこと外側のボディが外れて下の骨組みパーツがみえて、いい感じになりました。
今みるともうちょっとボディの切り裂かれた理由が欲しいですね。
焼き切れたならそのような跡をつけるとか。当時はただ単に苔を乗せるぞ!そのためにはちょっとでも土を入れるスペースを作らねばッ!そうだボディを切り開こう!という発想のみで作ってました。
ロボット兵といえばコケ!ということで本物のコケ(生きてる)を植える。
さあ、コケを入れ込んだロボット兵の姿です。
ハイゴケという種類のコケをギューッと敷き詰めました。首元はわりとコケが定着してくれましたが、側面(脇の下)は流れちゃうのか光が当たらないのかなかなかコケがつきません。肩部分もとれちゃうんですが写真用に苔をつけてます。
コケはハイゴケですが、道端をみてください。道路にも「ギンゴケ」という種類のコケが生えています。アスファルトの隙間、排水溝の周り等、都内でもガンガン生えている頑丈なコケです。これを使うのもおススメです。
手順は
- 湿らせたミズゴケと土を混ぜます。
- ロボット兵の肩から隙間にちょっとずつ入れます。
- 竹串などでつっついて奥まで土&ミズゴケを入れます。
- コケをのせます。
- コケを竹串でキレイに入れ込み、ぐっと押します。
- 完成!
ハイゴケ
岩や地面を這うように広がるコケです。
苔玉(こけだま)やテラリウムなんかで使うコケです。
丈夫で日本各地に生えています。ご近所で湿気のある木陰なんかを探してみると結構はえていますので、ちょこっと採集させてもらいましょう。※私有地での採取は許可をもらいましょう。土手とか公園とかにも生えてると思います。
湿度と日光が好きなので、毎日水をあげましょう。
ホームセンターやamazonでも売ってますが、1パック500円くらいと高いです。
ミズゴケ
乾燥して茶色のコケのかたまりです。水分を含んでくれるので、ハイゴケが乾燥しないように詰めます。
100円ショップのガーデニンググッズなどのコーナーに置いてあります。ラピュタのロボット兵でつかうのは少量ですので、100円ショップのものでも余ります。
おまけはちっちゃいキツネリスとシータ
ナウシカのテト!超ちっちゃいです。
細い筆を使ってつんつんっと色を塗りました。我ながら上手くいったんではないかな。
置きにいくッツ(色をッ!)
キツネリスには瞬間接着剤でピンをくっつけて、ロボット兵のコケにぶすっと刺せるようにしました。
あとシータのフィギュアもついてくる…。色はまだない…。
写真ギャラリー
プラモ初心者でもおすすめ!
プラモ初心者でも簡単につくれるし、webをいろいろ見ながら改造できて楽しいプラモでした!
そして何と言っても本物の苔や植物と合わせると気分が良いですよ!
コケだけでなく小さい多肉植物なんかも良いと思います!
ラピュタを見たらプラモを作ろう!
ちなみにギター弾く人はTAB譜もおススメ
ついでに紹介ですが、この「ソロ・ギターのしらべ スタジオジブリ作品集」というものを持っていまして…、ジブリの曲たちがTAB譜(ギター用の譜面)になってまとめられています。
天空の城ラピュタからは、 「スラッグ渓谷の朝(パズーが朝ラッパで吹くあの曲)」「シータの決意」「君をのせて」 が収録されています。