子ども達に大人気のフォートナイト。
よくもまあ飽きずにいつまでもやってるなと思っていましたが、フォートナイトはゲームを越えたコミュニケーションツールになりつつあるようです。
ユーザー数は3億5千万人を突破し、ちょっと遊ばせているうちにいつの間にか子ども達が集まる空間になっているようです!
- ゲーム内に戦わない場所ができてる。
- スターウォーズの映画告知イベント
- ライブ体験(人気DJのマシュメロ、米ラッパーのトラヴィス・スコットなど)
- 他にもナイキのエアジョーダンとのコラボ、weezerがアルバムをフォートナイトで発表などなど!
仲間と誘い合わせてボイスチャットでおしゃべりしながら色んなイベントを「体験」できる世界がフォートナイトの中にはじまってます。
普通のゲームかと思ってたらコミュニケーションツールだった!となってびっくりしないように、私たち親世代もがんばって世の流れにしがみつきたいッ!
フォートナイトは難しくってできなくても、
せめて情報だけは持っておきたい!
この記事ではゲームから次世代のSNSに進化しているフォートナイトについてまとめてみました。
フォートナイトとは
EpicGames の無料ゲーム。
iOS、Android、PlayStation、任天堂、PC、Xboxなど様々な端末から一緒に遊ぶ事ができる。
100人で戦い、最後の一人を目指すゲーム。2〜4人のチームを組んで戦うこともできる。
ボイスチャットで仲間とおしゃべり
この「ボイスチャット」ですが、ゲーム内では作戦の共有や指示、味方に危険を知らせたりとゲームを有利にするための機能かと思いきや、
よう!久しぶり。課題おわったかー?
なんもやってねーわw
まじかww
まあでも学校行くのもうヤになっちゃうよなあ〜。
とか、よくある会話がそこでは繰り出されているのです。
後ろのお母さんの声もよく聴こえるものですから、
「おまえんちのお母さんおもしれーなー」
とか。
「やっべ!あいつのお母さん怒ってるから今日は声ださないようにしとこ…」とか。
電話やLINEと違って「会話すること」が一番目の目的でないから自然なコミュニケーションがとれてるのかもしれませんね。
ゲームに関係ない話を無理矢理話さなくても良いですから。
ゆるめのサークル活動なんかに近い存在になっているのかもしれません。
ボイスチャット?
声がでかくてうっさいんだわ!(怒)
課金はLINEのスタンプみたいなものかな
フォートナイトは無料で遊び続けることもできますが、課金もございます。
ただ、キャラを強くするために課金するのではなく、スキン(自分のキャラの服)やエモート(踊りなどの感情表現)を購入するために課金するのだそうです。(中1の息子によると)
なんで強くなんないのに課金をするのか疑問でしたが、LINEのスタンプも感情表現ということを思い出しました。ああいったコミュニケーションの役目を果たしているようです。
スタンプなら、まあ買うかぁ~
↓こちらは子どもにフォートナイトってやらせてダイジョブなのか?を考えた記事です。お読みいただけると幸いです!
小学生が一番やってるゲーム
「ゲムトレ」とはゲームは人生の役に立つ!という信念で不登校だった小幡和輝さんが立ち上げた会社。そのゲムトレが行ったアンケートです。小学生が一番遊んでるのは「フォートナイト」そして「マインクラフト」、「あつまれどうぶつの森」と続きます。
読みました。不登校でもカードゲームとオンラインゲームで仲間ができ、ついには起業までしちゃった小幡さん。ゲームは悪者にされがちだけど、良いところもいっぱいあるよ!という内容です。
ゲームで育ってきたくせに子どものゲーム時間を規制するわれわれ親世代が読むべき本かもしれません。
ただ、小幡さんはゲームといってもボードゲームやカードゲームも大好きなので、画面に向かったゲームオンリーをおススメしているわけではないです。ゲーム廃人というわけではなく、きちんと仲間と楽しんだり、考えながら楽しむということをゲームを通じて学び、その体験を社会に還元したいと考えておられるようですね。すごい!
ゲムトレではなんと!ゲームのオンライン家庭教師のサービス
フォートナイトのトレーニングだけでも月に200回くらいの応募があるとか(東京FMたかみなのこれなにより)
「ゲムトレ」とはゲームは人生の役に立つ!という信念で不登校だった小幡和輝さんが立ち上げた、「家庭教師みたいにゲームを習う」サービス。
学校や他のコミュニティにはいけないけど、自宅からゲームを通じて先生(トレーナー)やチームメイトと関係をもてる場所。
とても大きな可能性を秘めている気がします。
ゲームだからこそできることなのかも知れません
ゲムトレ体験会をみにいく
ゲームからみんなが集まる場へ
フォートナイトでは、友達はPS4、ある人はスマホから、ある人はPCから、自分はスイッチからも一緒に遊ぶことができます。(こういった違う端末から一緒に遊べることをクロスプラットフォームというそうです)
以前は、PCはPC同士、スイッチはスイッチ同士など別々に振り分けられて戦うシステムだったようですが、現在はみんな一緒です。
単純にゲームするとなると不満がいっぱい(PCとスイッチだと処理速度がPCの方が断然早く、バトルロイヤルではスイッチの方が不利になります。)です。
しかしフォートナイトの向かう先はみんな一緒に遊べる場の提供のようなので、クロスプラットフォームという環境に進化したみたいですね。
このように、フォートナイト/エピックゲームズの戦略がゲームを越えたコミュニケーションツールを目指しており、すでに3億5千万越えのユーザーをもつ巨大SNSとなっているということです。
「パーティーロイヤル」の登場
フォートナイトは、「100人で殺し合うゲーム」と思っていましたが、5月から「パーティロイヤル」という戦わない場所が生まれました。
遊園地みたいな雰囲気の場所です。そこでボートのタイムレースをしたり、走ったり泳いだりのタイムアタックをしたり、たまにイベントでDJなんかがバーチャルライブを開くようです。楽しそう。
そういえば最近、友達にギフトおくりたいからさ、二段階認証してよ!と言われてネットで格闘しました。
関連記事>>> フォートナイト 二段階認証をせがまれたときの注意点
トラヴィス・スコットのフォートナイト内ライブ
フォートナイトの中でライブがあり、 驚くことに1230万人が参加したそうです! ところでゲーム内でライブって一体どんな感じなんだろ?
と思いyoutubeをみてみました。2020年4月24日から行われたイベントの実況がこちら。
まるでフェス
フォートナイトのマップ上にステージが用意されており、開始時間にみんな集まって踊りながら待っているわけです。
そこに遠くからなんか隕石みたいのが音楽とともにだんだんと近づいてきて
「おっ!きてるきてる!はじまった!」
野外ライブが始まる時のワクワクがそこにはあります。まるでフェスです。
で、隕石みたいなのから巨人がどか〜ん!と飛び出してラップをおっぱじめるわけです。
これは凄いな…。
未来感
さらにゲーム内ということで自分(アバター)を動かせる訳です。ライブしてるのは巨人(トラヴィス・スコット)ですから視点をかえて見上げたり、ジャンプしたりしてまとわりついてみたり、エモート(踊りなどの体を使った表現)を変更して今の気分を踊ってみたり。
さらに曲が進むにつれてステージも変化していきます。突然空中に放り投げられたり、水中にはいったり宇宙へぶん投げられてスカイダイビングしながら(自分でキャラクターをコントロールしつ)トラヴィス・スコットのパフォーマンスを見たりと、ゲームの中だからこその体験ができてます。
実際のライブみたいにギュウギュウにならない。
フォートナイトは、100人で戦うゲームということでトラヴィス・スコットのステージも100人単位で参加する形になっていたようです。なのでステージ前とかはスカスカ。フェスの人混みかき分けて行けるとこまで行ったはいいけど前が見えない、みたいなことは当然ありません。まあはじまったら空飛んだりするわけだから前の人が邪魔とかそういうのはまったく関係ありませんが…。
ちなみにライブとは言っても、アーティストがリアルタイムでパフォーマンスをしているわけではないですが、その分驚きの仕掛けがふんだんでとても楽しそうです。
うちの兄ボーイ(中1)にも聞いてみたのですが、
ああ、やったよ!巨人がでてきて歌うんだよ。あと水中に入ったり宇宙とんだ。楽しかったよ!
ライブを「見る」のではなく、「やったよ!」と表現してました。
そういうことみたいです。ライブをプレイするのは演奏側だと思っていましたが、見ている側もプレイしているわけです。
SNSの次に行っている?
あそこに行けば誰か居る
われわれ親世代ならあるんではないでしょうか。
友達と深夜のファミレスでおしゃべり。
気の置けない仲間たちとドライブしながらおしゃべり。
フォートナイトであつまりながらおしゃべり。
今の子たちは深夜のファミレスにかわってフォートナイトに集まっておしゃべりを楽しんでいる、のかもしれません。
バトルを楽しみつつ、あそこにいけば誰かと話せるという場所。学校でも部活でもなく、フォートナイトの中で。
親としてはLINEやツイッターよりも安心できるのかなと思います。
字面(じづら)だけで誤解を招くより、遊びながらの声を使った「会話」なので、周りにしゃべってる内容も駄々洩れですから。
映画も観れる日が来る?
スターウォーズの映画告知でも使われていました。
フォートナイトの中に、スターウォーズの宇宙船が現れて、予告編の映像がながれたりしたそうです。
次はフォートナイト内で実際に映画を上映するという話もあります。
夏にはノーラン監督の「象徴的な作品のひとつ」をFortnite内で無料上映することを明らかにしました。一部ファンの間では「インセプションだ、いやダークナイトだ」と、予想合戦が始まっています。
engadget.com
明日の夜7時から映画だからさ~。ごはん先に食べてもよい?
はあ?んな夜から映画とか何言ってんのさ!
ちがうよ。フォートナイトの中で、みんなで集まって、映画みんの!
な、なにそれ?…夜でかけるわけじゃないってことか…。
なんてことになるのでしょうか。
おしゃべりしながら映画視聴したりライブみたり。
新しい世界がなんか始まってる感じ!しますね!
メタバースとかいう世界
GoogleやFacebookが狙う、メタバースとかいうもの。
SNSの次の世界といいますか、インターネットの次なのかよくわかりませんが、SFの世界の話を現実にしようという試みがあるようで、その世界をメタバースっていうみたいです。(僕自身まったく理解してないんで全然違うかも)
ゲームからはじまったフォートナイトが一番メタバースに近いのではないかと言われてるみたいです。
みんながネット上に集まって遊んだり、戦ったり、買い物をしたり、ライブをみたり。
なんか未来感!すっげ!と思う反面、
親としては。
子どもが画面の向こうに夢中になっている姿を見るのは親としてなんか不安です。これにVRとか加わったら現実と仮想世界の区別がほんとにつかなくなる時代が来るかも…。
子ども達が行き過ぎないように、まずは自分たち親世代も経験してすこしでも理解して行きたいものです…。
ただスピードが早過ぎる…。ついていけない…。がんがりましょう…。なるべく子どもと一緒に楽しみながら。