我が家では、毎年池上の七福神巡りをしてまして、
兄ボーイ(中2、思春期真っ只中)が、
おれ行きたくねー
などと言い出すも、どうにか連れ出し…今年も行って参りました。
- 池上の七福神めぐりの楽しさ。
- 見どころ
- だいたい2時間くらい。
なんかをご紹介〜。まあ来年(2023年)にむけて、って感じです。
七福神とは…。
毎年七福神めぐりをしているものの、誰が何の神様なのかまっ〜たくわかってません!罰当たりでございます!
なので、七福神の成り立ちをwikipediaを参考になんとなく。
比叡山で最澄が、台所の神様としてインドのヒンドゥー教の大黒天(マハーカーラ)をまつる。
↓
日本の神さまの恵比寿天と大黒天がセットで信仰される。
↓
毘沙門天(インドのヒンドゥー教の神さま)も加わって三神として信仰される。
↓
室町時代に布袋(仏教)、福禄寿・寿老人(道教)なども中国から入ってきてそれらをまとめて七柱の神仏のセットで信仰される
↓
いろいろ他の神様が出たり入ったりするけど、江戸時代にだいたい今の七福神になる。
八福神の場所もけっこうある。
フワァアアイ!???ジャパニーズゆるキャラァああ?
そんで恵比寿さまとコンビを組んでこんな感じに…。
あぁ…確かに…楽しそう…こっちまで微笑みがうつってくるぅ…!
さらにグループ唯一の武闘派ビシャモンテンが加わって三神ユニットになり、
後日大陸から4神が電撃加入して七福神結成!
ソロからコンビ、ユニット、そしてモンスターグループへと成長していく壮大なサクセスストーリーですね…。
現代でいえば、BTSが神様化してそれぞれ祀られてる場所へお参りしてスタンプもらう…。
ファンだったらマジに悶絶しまくり巡り狂って楽しそう…。
池上七福神
最寄り駅
東急池上線「池上駅」
都営地下鉄浅草線「西馬込駅」梅園入り口(七福神エリア)まで徒歩10分くらい。
おおたマップギャラリーの地図には、厳定院でも色紙を買えると書いてあるので、西馬込から来た方は厳定院をスタートにするとよさそうですね。
ご利益
福神の教義を仏典では”七難即滅・七福即生”と説いております。
曹禅寺ホームページより
深く信仰すれば、七つの災難が幸福に転化するというのです。
池上七福神は正月に限らず、年間を通じて、たくさんの方々が池上七福神を楽しく巡られております。
休憩を取りながら歩くと約2時間のコースです。
七つの災難が幸福に転化する……!!!
深く信仰すればね。
所要時間:約2時間くらい
10:45 スタート
13:15 終了
僕たちは、約2時間半かかりました。
ただし、コンビニでおにぎり買って食べたり、途中道を間違えて20分くらい無駄にしたり、本門寺でお参りするなどの寄り道しての時間です。
各お寺でゆっくりお参りしてもだいたい2時間くらいじゃないでしょうか。
本光寺行くときいつも道間違えちゃうんだよねぇ〜。
池上本門寺もついでに行ける
七福神のコースには入っていませんが、お山のうえに日蓮宗の大本山、池上本門寺がどで〜ん!と存在感を出しまくってます。
どうせなら池上本門寺もいっちゃいましょー!
池上七福神が日蓮聖人七百年遠忌を記念して創設されたそうなので、日蓮宗大本山の池上本門寺もいっしょに詣でてもなんら問題ない、んではないでしょうかッ!
七福神巡ってるのにさ、本門寺でお参りしちゃってもいいのかな?
そのあたりについては全くわかりませんが、池上七福神の7つのうち6つは日蓮宗(残りは曹洞宗)なのできっとだいじょうぶ…なんじゃないかな…?
気になる方はお寺の人に聞いてみましょう!
地図
こちらの地図は、七福神おすすめコース、カレー屋、カフェ、ラーメン屋など飲食店も詳しく買いてあるのでおすすめ。
あらかじめPDFダウンロードしておくと便利。
↑ここにある地図は、実際に七福神めぐりに行くと紙のものをもらえます。
おおたマップギャラリーと微妙にルートがちがう。
では出発〜!
まずは色紙を買う!じゃあなかった、500円を志納(志に見合った額を納めるっていう意味なんだって)することで手に入る!
色紙:はじまりの曹禅寺か、さいごの養源寺で買える!
毘沙門天の微妙庵、厳定院でも買えるようです。
巡る順番
一応おおたマップギャラリーと大田区商店街ナビともに曹禅寺からスタートしているので、ここでは其の通りに紹介します!
が、今回僕らは逆回りで養源寺からはじめたので、スタンプを押してる写真が逆になってるのはご愛嬌!ということでお願いいたします。
曹禅寺(スタート)→微妙庵→本光寺→厳定院→本成院→妙見堂→養源寺(ゴール)
の順です。
1.曹禅寺(そうぜんじ)布袋尊
曹禅寺 大田区池上7-22-10
池上七福神唯一の禅寺(曹洞宗)
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の禅僧。その太っておおらかな風貌が好まれ、手にした袋から財を出し与えてくれる。弥勒菩薩の化身ともいわれている。
2.微妙庵(みみょうあん)毘沙門天
微妙庵(みみょうあん)日蓮宗 大田区池上3-38-23
微妙庵の毘沙門さまの写真はとるの忘れましたので、リボルテックの多聞天(毘沙門天の別名)の画像(by amazon)
元はヒンドゥー教のクベーラ神。福徳増進の神であったが、仏教に取り入れられてから、戦いの神としてしだいに民衆に信仰される。日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。
微妙庵に格護されている海中出現の毘沙門様は、その昔、品川の海から出現したと言い伝えられ、特に商売繁盛・家内安全・当病平癒・学業成就・万事必勝の神として様々な御利益があると言われています
3.本光寺(ほんこうじ)大黒天
本光寺 日蓮宗 大田区久が原2-19-17
大黒天は昔は馬頭観音堂(大田区池上3-20-4)におられましたが、現在は本光寺に移っています。
ちょっと他のお寺から離れていますので、地図をよく見て行きましょう。
なんか道間違えちゃうんですよねぇ〜。
本光寺はなんか厳格な雰囲気があって身が引き締まります。
そして美しい。
大黒天も写真がとれませんでした…。その代わりに、本光寺からのご注意ッ…!
朱印(はんこ)をみだりに押印することや、色紙を粗末にあつかうのは、大黒天のお心を害する…。
肝に銘じて色紙と朱印札は大事に一年間かざっておきます!
なにせ…もともとのお姿はこちらですから↓…。お心を害したらヤバそう…。
インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神…。
神様が神様に化けるってのがもうよくわかんないな…。
Wikipediaを読むとなになに…マハーカーラは腕が4本で3つ目、1千万の破壊の黒炎の輝きを放ち8ヵ所の火葬場に囲まれて暮らす…。
超怖そうです…。
4.厳定院(ごんじょういん)弁財天
厳定院 日蓮宗 大田区池上2-10-12
社務所で色紙の購入ができる。
ガチャおみくじと七福神おみくじが並ぶちょっとポップな雰囲気のお寺。
なんかほっとする。子どもはとにかくおみくじをやりたがります。
七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。
仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女となる。
厳定院と次の本城院のあいだに、おばあちゃんがやってる駄菓子屋さんがあります。
七福神巡りのときはいつもここでお菓子を買って小休憩。
今年は4日に行ったのでお休みだったのかしまってました。
5.本成院 (ほんじょういん)福禄寿
本成院 日蓮宗 大田区池上1-35-3
[住職からのメッセージ]
本成院ホームページより
境内に入ったときに、何か感じることがあるかもしれません。有意義な時を過ごしてください。合掌
意味深なご住職のメッセージ…。
何かを感じ取ったのかどうかはわかりませんが、次のお寺で
「んああッ!!!色紙わすれてるぅぅ〜!」
事件がおきてワタクシ本成院まで走ってもどりました…。
「何か」があるのかもしれませんね…。
道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人。寿老人と同一神とされることもある。長寿と福禄をもたらす。
池上本門寺
お山の上には大本山池上本門寺!
長い階段を登れる人は登ってこそありがたや感があるというもの!
右へ徒歩1分ほどの池上会館では、屋上までのエレベーターがあります。そして本門寺までいけちゃいます。
登ったら行列してまで買うおみくじを買うも良し!
にゃんこおみくじを買うも良し!
猿回しを見るも良し!
お煎餅や軽食!
正月三が日は屋台も出てる!
トイレも行ける!
と、正月気分をぐんぐん盛り上げるこのパワーッ!!
さらに!
力道山の墓!
五重塔!
さらにぃ!
【万両塚】
本門寺の五重塔から墓地をちょっと歩くと…万両塚があります。
なんでも徳川家の血筋の姫様のお墓だとか…
で調べてみると…
徳川家康の十男である徳川頼宣の娘、茶々姫(芳心院・因幡姫)のお墓ですって!
!!
って知らんかった!
徳川家康の孫じゃん!!!
すっげ!
弥生時代の住居跡も復元されてます。
ここ万両塚はぜひ見ておきましょう!
なんたってすぐ隣が、次の七福神スポット「 寿老人の妙見堂」ですから!
6.妙見堂(みょうけんどう)寿老人
妙見堂 日蓮宗 大田区池上1-31-11
むかし一人のわかい僧が修行したあと、大樹のもとで一人の老人にあったという…。「仏道の修行は猊座(げいざ、意味:高僧の座)に上って高価な法衣を着るためではない、地に降りて人々のかたくなな心の衣(ころも)をはがすためだ。」僧がはっとするともう老人はいませんでした。
数年後再び妙見堂を訪れた時、大樹は大風で倒れており、彼はその木で老人の姿を彫らせ妙見堂に納めました。
それが樹老人です。残念なことに、いつの間にかその像は失われました。
今ある像は、後年の再刻です。池上七福神の一つとなっています。
道教の神で南極星の化身の南極老人。
日本の七福神の一人としては白鬚明神とされることもある。
7.養源寺(ようげんじ)恵比寿
養源寺 日蓮宗 大田区池上1-31-1
七福神巡りのラストは、恵比寿さまの養源寺。
ここではお正月の3日まで、午前10時〜午後4時に本堂を開放してくれてます。
お囃子や獅子舞、写経体験、お守り作りや模擬店などにぎやかな雰囲気です。
お神酒(おみき)いただいちゃった!えへへ。
あと今年はなぜかグレープフルーツもいただいてしまった!
酸っぱうまかった!
↓さらに、オサレカフェーが併設されてます。
いざなみ、いざなぎの間に生まれた子どもで「蛭子」(ヒルコ)
もしくは、大国主神の息子である「事代主神」(コトシロヌシ)
「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神。
逆周りの場合
今回は、曹禅寺スタートで養源寺ゴールの順番でご紹介しました。
歩きやすいコースだと思います。
ただ、今年の我が家はいつもと逆にいってみよーってことで逆周り養源寺スタートの曹禅寺ゴールでした。
逆周りでこまったことは…曹禅寺の朱印札が100円したこと(曹禅寺スタートなら無料)…。
くらいですね…。
つるセコな僕は来年は順周りにするぞと心に誓いました。
ただ、目黒の七福神なんかは順周りと逆周りでご利益がかわったりするそうなのでそういうのも楽しそうです。
こどもたちは…
我が家ではすでに4回めくらいの池上本門寺七福神めぐりのため、子どもたちは飽きてしまってる様子…。
中2の兄ボーイは、
なんで行くの強制なんだよ…
とか言いますし、小4のボーイ2も
ん〜。つまんないかな(帰ってゲームしたい)。
でもおみくじは好き。
こんな感じ…。むー。来年は別の七福神のがいいのかな…。
ということで、七福神全部そろったぞと。
2022年、今年もみなさまとお子さまたちが楽しくすごせますように!!
ご拝読ありがとうございましたッ。